戦後の日本人は、どの先進国仲間よりも長時間働き、国は世界一の貿易黒字国になった。政府はいまになって「生活大国」を目指すというが、快適な環境と住宅で生活を楽しみ、老後の住まいや生活が確保されているという当然のことが、いまとなっては多くの日本人にとって夢に終わりそうだと思わせるのがわが国の現状である。日本以上に戦争の破壊をうけた旧西ドイツの例をみるまでもない。住宅や公園など生活の質といった面からみると、日本はほかの先進国に立ち遅れていることは否定できない。
[参考]
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外国のこうした状況は、とどのつまり、それぞれの国民の豊かな生活のため、国土をどのように利用するかという国土利用計画、その具体策である都市計画のあり方にたどりつく。そこで、「日本の国土利用計画はどうだったのか」「都市計画はどうだったのか」という当然の疑問が浮かんでくる。