トイレの次に重要な浴室の設計について

2011.12.16

介護生活のなかでトイレの次に重要になるのが浴室だ。要介護の人が入居する施設では、基本的に浴槽は一人用のものとなる。大浴場は介助者の目が行き届かない分、事故の危険性が高くなり、介助も大変になるので現実的ではない。それよりも一人ひとりローテーションを組んで個別に入ってもらうのが適切だ。プライバシーの観点からも、他人と入るよりも一人で入る方が好まれる。かつては階段付きの広い浴槽などもあったが、余計に介助の手が必要になり、結局それだけ費用もかかってしまうため、今では家庭にあるお風呂とほぼ同じサイズを採用するのが一般的だ。

[参考]
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芙蓉ミオ・ファミリア町田の場合はヒノキの浴槽を使うことで、お風呂の満足感を味わってもらうための配慮を行なっている。もちろん手すりを適切な位置に配吐するのは何よりも大切だ。また、介助しやすいように広々とした脱衣所を設け、温度差で体調が悪化しないように浴室内にヒーターを設置。タイルもすべりにくいものを使用している。他に、寝たきりの人がストレッチャー(車輪付き担架)のままで入浴できる機械式浴槽や、車椅子の人が座ったままで入れる浴槽もあり、それらは特別浴室と呼ばれている。ストレッチャーのものは、なかで霧状のお湯が噴射され、介助者は横から手を入れて体を洗うことができる。これは見た目以上に快適であり便利な機械ではあるが、こうした特別浴室は一歩踏み込んだ最期の段階である。できるだけ一般浴室に入れる段階を長くすれば、必要な介護も少なくなるし、人としての尊厳を守ることができる。